2010/02/16
EMIはロンドンを代表するレコーディング・スタジオのアビー・ロードを売り出すことになったとファイナシャル・タイムスが報じた。
1969年のBEATLESの同名のアルバム・タイトルで、永久的な知名度を得ているスタジオをEMIは、この売却に関してコメントは避けた。しかし、ファイナンシャル・タイムスは、この状況に詳しい5人の話として、メジャーはすでに北ロンドンの3アビー・ロード・スタジオに入札していると伝えている。
ファイナンシャル・タイムスは値段は数千万ポンドを超えるのではと見ている。これによってEMIは債務負担を僅かに軽減することができるかもしれない。しかし、未公開株の所有者はシティ・グループからの120万ポンドの資金注入を期待しているが、2010年6月までは難しそうだ。
もし、EMIが真剣にお金が必要なら、アビー・ロードの名前をブランドとして色々売ることができる。EMIとアビー・ロードはレンジのブランドを立ち上げ、洋服やバック、文房具も始める予定だ。ライブのレコーディングを行うアビーロード・ライブを昨年立ち上げている。
EMIは1929年に土地を所有し、レコーディング・スタジオを作った。1931年にはSIR EDWARD ELGARがロンドン・シンフォニック・オーケストラと『LAND OF HOPE AND GLORY』をこのスタジオでレコーディングした。そして、BEATLESはほとんどの楽曲をこのスタジオでレコーディングしている。
PINK FLOYDは『DARK SIDE OF THE MOON』をレコーディングしたが、今の多くのアーティストにとってはスタジオ代が非常に高く、現在ではハリウッド映画の『LORD OF THE RINGS』や『HARRY POTTER』などのレコーディングに使用されオーケストラ専門となっていた。
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